佐々木譲の「ストックホルムの密使」を読む
冒険小説、第二次世界大戦シリーズ3冊のひとつ、
ストックホルム陸軍駐在武官小野寺信をモデルに話しを膨らませたようだ
確かに分厚いが、短い文章で快適な読み応え
また、資料もかなり詳細でどのような収集があったのだろうか
私もストクホルムには約20回ほど訪れているが、街の描写とその筆致に驚く
最後の著者の登場人物に語らせた言葉が気になった
「・・・でも情報だけでは、武官の認識は日本の常識とはなりえなかったでしょう。・・・そのことが
やっとこの国の指導層に理解されたからこそ、昨日の講和の決定があったのです。
大和田情報は、受け入れられる下地ができたそのときに、時宜を得て生きてきたのだ・・・」
日米開戦も今回の福島原発もどうしても理解できない部分があった
しかし、この言葉を読み、少しは納得
エリート集団は巨大な被害を受けて、やっとことの重大さと収束への努力を
始めるのだ
だが、原発問題はまだまだ目覚めない集団がいることが気がかりだ

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