片倉工業は売らぬ、貸さぬ、壊さぬで富岡製糸工場を守り、
世界遺産登録を果たした
しかし、この裏には片倉工業の努力だけではなく、企業運営の幸運もあったように思われる
1960年代以降は絹産業は衰退
私の育った岩手県南の養蚕産業は消滅した
数年前に訪れた絹糸工場は今は荒れた草と地
かっての近郊農家の経済を支えた真珠絹の面影は消えうせていた
土地所有者の「片倉工業」のプレートだけが心に残った
しかし、片倉工業はこの衰退期にガラス繊維を中心に新たな新機軸を展開した
絹産業に代わる船は経済の浮沈に耐えたしのんだ
この新たな企業基盤が富岡工場の維持・保存を実現させたのだ
中学生の頃、この絹工場で働いた亡き母の姿が今回の報道で思い起こされた